Roland Life Mag:ローランド・ライフ・マグ
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無限の可能性を秘めたインターネット生中継
そらのさんが考える今後とは?

 まだまだ始まったばかりのインターネット生中継の世界。今後、考えられる可能性は?

「会社レベルでは、今までは秘密にしていたようなこと、たとえば企画会議がだだ漏れされたりしたら面白いですね。個人レベルでは友達や彼氏彼女なんかと待ち合わせしてるところの生中継をしてツイキャスしたりするのが面白いんじゃないかな。企業のPRにしても、個人が趣味でやるにしても、だんだん音も映像もテレビ並みのクオリティでやるようなものが出てくると思うんです。今までは配信されてるだけでよかったのが、音、映像のクオリティがちょっとでも落ちるとクレームがくるようになるんです。基本、視聴者さんが番組を選ぶわけです。ものによっては凄く面白いのに、音や映像のクオリティが低いというだけで見る側が熱狂しない、すなわち広がらないという現象がおこります。だからUSTREAMで何かを企画する側は、クオリティに神経質になって番組を作るようになってきた感じです」


 さらに、ワンウェイなTVとは違いUSTREAMのライブ中継にはソーシャル・ストリームを使って双方向なやりとりが可能だ。

「そこも大事で、ツイートを使わずに番組を進めるとクレームがきたりするんです。特にトーク・ショーのライブ配信なんかは、視聴者さんの質問に答えなければならないのが当たり前という雰囲気もあります。そういう視聴者さんの目線は一番気を使うところですね。ただ、宇多田ヒカルさんのコンサートのライブ配信は同時視聴で10万近くいきました。あれは凄いなと思いました。コンサートのMCでは、USTREAMで生中継されていることには一切触れなかったんです。視聴者とのやりとりが一切ないにもかかわらず、ただライブ中継するだけであれだけの人が見るんですね。配信すること自体に価値があるものということだから、そういうものもあるにはあるんですよね」


そらのさんも推薦!
インターネット生中継の必需品
オーディオ・インターフェースとは?

 まずオーディオ・インターフェースがなぜ中継システムの中に必要なのか。ライヴ配信におけるサウンド・クオリティの重要性について教えてもらいました。

「音は大切です。音がなければ意味のない配信ってたくさんありますよね。それこそ宇多田さんの配信で音が悪い、割れるなんてことになったら論外じゃないですか。セミナーや講演で大事な話をしているのに聞き取りにくい、何を言っているのかわからないっていうのも論外です。映像いらないから音だけでもちゃんと出してくれって言いたいくらいです。実際、現場では音が一番神経を使うところなんです。
 中継現場でいい音をもらう場合、会場のPAからラインアウトでもらいます。でもそれを直接パソコンに差しちゃうと、音をパソコンで処理しきれないんです。音が歪んだり割れたりすることもあります。だから一回オーディオ・インターフェースに入れて音をデジタル化してからパソコンに入れる必要があるんです。
 最初はこれを知らなくてどーしよーってなっちゃって(笑)。その時はUSBでカメラ映像をパソコンに入れていて、そのUSB入力に音も一緒に入れてたんです。これだとパソコンが音を処理しきれなくて全然ダメでした。それで、ある機材をパソコンとの間にはさんでみたんですけど、配線が多すぎる割に音があまりよくならなくて、これもダメだったんです。で、上司が電気屋さんに行って店員さんに相談してみたら、こういうオーディオ・インターフェースが必要らしいってことで、UA-4FXを買って帰ってきたんです」

 とここまで聞くと、そらのさんはさぞやパソコンやこういう機材に精通しているお方なのかと思いきや…。

「全然ですよ(笑)。パソコンは一般ユーザー程度です。インターネット見る、mixiやる、検索する、それくらい。中継機材の使い方も現場に行って覚えたくらいです。3年前までは赤白黄色のコードの赤白が音声で黄色が映像だっていうことすら知りませんでした。テレビやオーディオの接続もちょっと、っていう女の子レベルだったんです(笑)。
 逆にこのオーディオ・インターフェースがあることで、パソコン内でややこしい設定をする必要もなくて楽なんですよ。音の調整部分がハードウェアになって外に出ているほうがむしろ簡単です。これに音を差しちゃえば、あとは配信するだけなんで」