Roland Life Mag:ローランド・ライフ・マグ
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グラデーションのように
音が変化するのが最大の魅力。

 GR-55の設計思想と可能性について大いに語っていただきました!

 「プログラム・チャートを見ると87年に出たD-50というシンセサイザーに近い設計思想ですね。GR-55は、生のギターの音とCOSMギター・モデリング、PCMを組み合わせて音作りができます。これが非常に楽しい。従来はこれをやろうとすると、僕のような大がかりなセッティングになってしまうのですが、GR-55は一台でできます。あと88年発売で、ラック・マウント型のGR-50というモデルがあったんですが、内部音源と外部音源を有機的に結びつけるような機能があって、その設計思想にも近いと思いました。GR-55はひとつの音がグラデーションのように変化していくような使い方に最適だと僕は思いました」

 いきなり設計思想の分析でビギナーの方にはちょっと難しかったかもしれませんが、ギター・シンセサイザーを使い倒しているわたなべさんならではのご意見。詳しい方は激しく同意されたのではないでしょうか。
 さらにGR-55の新しい機能について伺ってみました。

 「僕はVG-99にループ・ステーションRC-50をつなげて使っていますが、GR-55はフレーズ・ループ機能を内蔵しているので、単体でループ・パフォーマンスができます。またUSBメモリーを使ってオーディオ・データを再生することができるのも新しく追加された機能ですね。
 EZエディット機能も、シンセサイザーを使ったことのない人にとっては便利です。こういうふうに音を視覚化してエディットできるというのは、すごくイメージしやすいです。
 過去のGRと比べて、PCM音源のレスポンスも向上していると思います。」

 ギター・シンセのオーソリティならではのお話にうなずくばかり。あわせて、ただ表面的な機能を絶賛するだけではない深い感想を聞くことができました。

 「このGR-55は、これを作った方々が私たち世代に向けたメッセージなんだと思っています。ただ様々な音が出せていいよね、じゃなくて『これができる!』という意思がプログラムの中にすごく現れています。
 僕が使っているVG-99はある意味究極のマシンです。先日発表されたJUPITER-80のようにハイエンドのハイエンド。できることすべてを詰め込んだものです。VG-99の次に出たのがこのGR-55。さらにハイエンドなマシンを出すのかと思ったら違いました。以前のGR-20のように、手軽に楽しめるという思想をふまえて、触り倒してもいける。バンド・サウンドの中で使っても楽しめる。そういうメッセージ性をすごく感じます。」

GR-55とは?2種のシンセ・サウンドとCOSMギター・モデリングを融合させた革新的かつ即戦力のサウンドを装備したギター・シンセ。大型LCD画面で簡単で直感的な操作が可能で、演奏表現に新たな魅力をプラスしたいギタリスト/ベーシストに最適なモデル。